子供が小さいころは、何にでも興味をもって積極的に取り組んでいたのに、年齢があがるにつれてやる気がなくなってきた。あの手この手をつかってやる気を引き出そうとしているがなかなかうまく行かない。
それは、お母さんの失言が原因になっているかもしれませんよ。「こんなもの、さっさとかたづけなさい」「どうしていつも、こんなに遅いの」「○○ちゃんは、もう終わっているのに」なんて言葉を子供に投げつけていませんか。
本人は、叱咤激励をしているつもりなのに、この言葉を子供が聞いた時、素直に、「そうか」とやる気になるでしょうか?「いつも自分をバカにして」と怒るか、逆切れしやる気を益々喪失する子もいるでしょう。
自分が言われた立場に立って考えてみましょう。それが本当に子供にとって激励になっているかがわかるでしょう。
逆に、ただ褒めておけば良いと言うものでもありません。
テストで100点を取った時、「100点なんてすごいね」と褒めると、子供は「100点をとれない私はすごくない」と思ってしまいます。
このように、結果だけに着目して評価してしまうと、自分の存在理由を、数字で計ったりするようになってしまいます。
どんなに出来る子でも、常に1番ではいられませんし、100点をとれるわけではありません。
たとえ1番にならなくても、100点をとれなくても、自分の能力を冷静に評価し、自信を持って対応できるようにしなければ、挫折した時に立ち直ることが出来なくなります。
そのためには、結果を褒めるよりも、100点を実現した努力や先生の話をよく聞いた集中力など、100点に結び付けたその子のパワーを褒めてあげましょう。
我が子の才能を引き出す方法